「本麒麟」が、ついに生ビールになりました。
2026年11月4日、あの赤い缶の中身が大きく変わったのです。
新CMに登場するのは、山﨑賢人さん、井川遥さん、江口洋介さんの3人。
3人が驚きや期待を語っているのは、2018年の発売以来、8年越しで実現した本麒麟のビール化です。
気になるのは、味と値段。
発泡酒時代の本麒麟を飲んでいた人にとって、これまでと何が違うのでしょうか。
本麒麟はなぜ発泡酒から生ビールになった?
最大のきっかけは、2026年10月の酒税改正です。
これまでビールは酒税が高く、発泡酒や新ジャンルの商品は税負担が軽いという違いがありました。
そのため、手頃な価格でビールらしい味を楽しめる商品として、新ジャンルが人気を集めてきました。
ところが2026年10月1日、ビール・発泡酒・新ジャンルの酒税が一本化。
350ml缶にかかる酒税は54.25円に統一されました。
新ジャンルだった本麒麟も、ビールと同じ酒税になったのです。
実は2018年からビール化を構想していた
キリンビールによると、本麒麟のビール化は発売当初から構想されていました。
2018年に誕生した本麒麟は、毎年のように味を改良。
開発では4万回以上の試飲を積み重ねてきたといいます。
2026年の酒税一本化によって、長年構想していたビールへの転換が実現しました。
CMに登場する江口洋介さんが8年間の積み重ねについて語るのも、こうした背景があるからです。
新しい本麒麟と発泡酒は何が違う?
今回のリニューアルで最も大きいのが、原料と製法です。
| 比較 | 以前の本麒麟 | 新しい本麒麟 |
|---|---|---|
| 酒税法上の区分 | 新ジャンル(発泡酒②) | ビール |
| 主な特徴 | ビールに近いコクと飲みごたえ | 麦100%の生ビール |
| アルコール度数 | 6% | 5% |
| 味の方向性 | 力強い飲みごたえ | 麦のうまみと飲みやすさの両立 |
一般に、ビールと発泡酒は、使用できる原料や麦芽の割合などによって区分されます。
ビールは原則として麦芽の使用割合が50%以上で、使用できる副原料にも規定があります。
今回の本麒麟は、麦芽の比率を高めて、正式にビールとして発売されました。
「麦100%」と「麦芽100%」にも違いがある
ここも面白いポイントです。
新しい本麒麟が掲げているのは「麦100%」。
キリンの一番搾りなどで見かける「麦芽100%」とは、原料の組み合わせが異なります。
新しい本麒麟は、麦芽に大麦を組み合わせています。
キリンビールは、この組み合わせによって、麦の豊かな飲みごたえと、すっきりした飲みやすさを両立させたと説明しています。
単にビールの基準を満たすための変更にとどまらず、本麒麟らしい味を追求した結果なのです。
味はどれだけ変わった?新旧本麒麟の飲み比べ
本麒麟を飲んできた人が最も気になるのは、やはり味でしょう。
キリンビールが今回目指したのは、コクを残しながら飲みやすさを高めること。
そのために、アルコール度数を6%から5%へ下げました。
一方で、麦芽の使用割合を高めて麦由来のうまみを引き出し、従来からの長期低温熟成も継続しています。
実際に飲み比べた人の感想は?
食品専門メディア「グルメWatch」は、2026年5月のキリンビールの発表会で、新旧の本麒麟を飲み比べています。
その試飲レポートでは、新しい本麒麟は従来品に比べて、苦味や甘味の余韻がゆっくり舌に残るように感じられたと紹介されています。
また、11月4日に新旧を飲み比べたビール愛好家のレビューでも、以前の本麒麟は甘味が目立ち、新商品はホップの香りや苦味がより印象的だったという感想が見られます。
味の好みには個人差がありますが、麦の味わいと後味の変化が、飲み比べる際のポイントになりそうです。
以前の本麒麟の濃い飲みごたえが好きだった方も、新しい本麒麟がどう変わったのか気になるところです。
生ビールになって値段は上がる?
ビールになったと聞いて、価格が上がるのではと気になった方も多いでしょう。
2026年5月27日の『ワールドビジネスサテライト』では、キリンビールが本麒麟のビール化後もメーカー出荷価格を据え置く方針で、350ml缶の店頭想定価格は205円前後になる見通しだと報じられました。
ただし、本麒麟はオープン価格の商品です。
店頭価格はスーパー・コンビニ・通販などの販売店や購入時期によって異なります。
旧商品と新商品の実売価格を比べる際は、同じ店舗・同じ容量の価格を確認すると違いが分かりやすくなります。
本麒麟の新CMに出演する俳優3人の見どころ
2026年秋の新CMは、商品の変化に対する3人の反応も見どころです。
山﨑賢人さん|新しい本麒麟に納得
山﨑賢人さんは、本麒麟のCMに初出演。
醸造家から商品開発の思いを聞いたあと、新しい本麒麟を味わい、そのおいしさに納得する姿が描かれています。
商品づくりへのこだわりに触れた山﨑さんの、まっすぐなリアクションが印象的です。
井川遥さん|ビール好きだからこその期待
井川遥さんも、今回が本麒麟のCM初出演です。
ビール好きとして知られる井川さんは、「本麒麟」という名前から本格的なおいしさへの自信を感じると語ります。
新しい本麒麟を口にしたときの、驚きと笑顔が見どころです。
江口洋介さん|8年間を知るブランドの顔
江口洋介さんは、2018年の発売当初から本麒麟のCMに出演しています。
今回のCMでは、8年間かけて改良を重ねてきたブランドへの思いを語ります。
長く本麒麟を見てきた江口さんだからこそ、ビール化の意味が伝わる内容です。
本麒麟のCM曲はJetの「Are You Gonna Be My Girl」
新しい本麒麟のCMで流れている洋楽は、オーストラリアのロックバンドJet(ジェット)の「Are You Gonna Be My Girl」です。
2003年に発表されたアルバム『Get Born』の収録曲で、勢いのあるギターとドラムが特徴。
本麒麟が新しく生まれ変わるCMに、軽快なロックサウンドが重なっています。
一度飲むなら、以前の本麒麟との違いに注目
新しい本麒麟で試してみたいのは、最初のひと口と、そのあとの余韻です。
以前の6%の本麒麟を覚えている方なら、5%になったことで飲み口がどう変わったのか。
麦100%になったことで、コクや苦味をどう感じるのか。
その違いを確かめる楽しみがあります。
2026年11月4日に生ビールへ生まれ変わった本麒麟。
CMで3人が見せる驚きの理由を、自分の舌でも確かめてみたくなる一本です。
※お酒は20歳になってから。飲酒は適量を心掛けましょう。